固定資産売却損

固定資産売却損(こていしさんばいきゃくぞん、英:Loss on sales of noncurrent assets)とは、土地、建物、自動車、備品等の固定資産を売却することにより生じた損失です。

また売却の際には当該固定資産の減価償却費を直接法もしくは間接法で計上するのかにより仕訳が異なってきます。

詳しくは減価償却費のページをご参考にされてください。

固定資産を売却したときに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

• 機械装置
  機械装置を売却したとき
• 車両運搬具
  車両運搬具を売却したとき
• 土地
  土地を売却したとき

ほかにも多数あります。

(1)機械(取得価額100万円、償却額の累計20万円)を50万円で売却し、代金は普通預金に振り込まれた(直接法)

(2)土地(取得価額1000万円、償却額の累計800万円)を100万円で売却し、代金は小切手で振り込まれた(直接法)

(3)社用車(取得価格100万円、償却額の累計80万円)を10万円で売却し現金で受け取った(間接法)

どちらも固定資産を手放したときに生じる損失ですが、固定資産除却損は廃棄したときに生じる損失です。

固定資産を売却する際の費用として仲介手数料(支払手数料)が発生することがありますが、手数料は別途計上せず、固定資産売却損に含める形で処理をします。

どちらも固定資産を手放したときに発生する科目ですが、固定資産売却益は売却したときに生じた利益です。