資本準備金

資本準備金とは

資本金準備金(しほんじゅんびきん、英:Capital reserve)とは、会社設立時や増資時の株主などの出資者から受け取った払込金の中で1/2を超えない額を資本金とは別に準備金として積み立てておくことができるものです。

計上時期

資本準備金として積み立てたときに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

ほかにも多数あります。

 

(1)会社設立にあたり、出資金1000万円が普通預金に振り込まれ、半額を資本金に組み入れた

借方貸方
普通預金1000万円資本金500万円
--資本準備金500万円

(2)(1)の資本準備金の一部200万円を資本金に組み入れた

借方貸方
資本準備金200万円資本金200万円

** (3)(2)の資本準備金の残額300万円を欠損のてん補に充てた*

借方貸方
資本準備金300万円繰越利益剰余金300万円

出資金

どちらも会社を設立する際に使われますが、資本準備金は資本金を受け取った会社が金銭を処理し、出資金は出資した会社で支払いを処理するものです。

資本金

どちらもですが資本金に関する金銭ですが、資本金は株主などの出資者から受け取った払込金全額を指します。

創立費

どちらも会社を設立する際に使われますが、創立費は資本金、資本準備金には含まれません。