創立費

創立費(そうりつひ、英:Organization costs)とは、株式会社の設立準備から設立するまでに支出した諸費用です。
また会計上、操延資産として計上することが認められています。

創立費の償却方法は5年間で定まった金額を償却する5年均等償却法と好きなタイミングで償却できる任意償却法の2つがあります。任意償却法は会社の経営に合わせて償却できるため節税を行うことができます。

・創立総会の費用
・創立する際の事務所賃貸料
・会社を設立登記するために必要な登録免許税
・証券会社などの金融機関の取扱手数料
・発起人への報酬
・株主を募集するための広告費
・株式申込証、目論見書などを印刷する費用
・定款やその他の規則を制作するための費用

創立費として支払ったときに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

• 普通預金
  普通預金口座から支払ったとき
• 現金
  現金で支払ったとき
• 繰延資産償却費
  国税と地方税などの税金を納めたとき

ほかにも多数あります。

(1)会社設立のため事務所を30万円で借り、普通預金口座から支払った

(2)創立費100万円を繰延資産として計上し、１年目の20万円を償却した。（5年均等償却法）

(3)創立費100万円を繰延資産として計上し、当期分として10万円を償却した。（任意償却法）

どちらも会社設立時にかかる費用ですが、開業費は会社が設立してから事業を開始するまでに支出した諸費用のことです。

どちらも会社設立時にかかる費用ですが、資本金は当該株式会社に対して払込みまたは給付をした財産のことです。