利益準備金

利益準備金(りえきじゅんびきん)とは、会社法によって積み立てが強制されている法定準備金のことをいいます。
剰余金を株主に配当しますが、その際、財務基盤強化に充てるため、配当金額の10分の１を資本金の4分の1になるまで積み立てなければなりません。

「利益準備金」は貸借勘定科目であり、「純資産」に分類されます。

「利益準備金」は消費税の対象外です。

利益準備金を積み立てたときに計上されます。

相手勘定は主にいかのようなものがあります。

• 繰越利益剰余金
  繰越利益剰余金から配当金を配当して利益準備金を積み立てたとき
• 資本金
  利益準備金を取り崩して資本金に組み入れられたとき

(1)1株主総会において剰余金の中から配当金100万円を配当することに決定した。

(2)赤字を補填するため、利益準備金300万円を取り崩した。

利益準備金が法定準備金であることに対して、任意積立金は、株式会社が定款の規定または株主総会の決議により、利益を源泉として任意に設定した積立金です。