貸倒引当金
概要
貸倒引当金とは
貸倒引当金(かしだおれひきあてきん、英:Allowance for doubtful accounts)とは、貸倒損失によるリスクに備え、損失になるかもしれない金額を予想して、あらかじめ計上した引当金です。
貸倒れとは、取引先の倒産などの理由で、債権(売掛金や受取手形など)を回収できなくなることです。
計上時期
貸倒引当金として計上したときや実際に貸し倒れがあったときに、計上されます。
相手勘定
仕訳例
(1)売掛金100万円に対して10万円の貸倒引当金を設定した
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
貸倒引当金繰入 | 10万円 | 貸倒引当金 | 10万円 |
(2)上記の売掛金5万円が貸し倒れた
借方 | 貸方 | ||
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貸倒引当金 | 5万円 | 売掛金 | 5万円 |
(3)(1)の売掛金20万円が貸し倒れた
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
貸倒引当金 | 5万円 | 売掛金 | 20万円 |
貸倒損失 | 15万円 | - | - |
類似勘定
貸倒損失
どちらも回収不能な債権で貸倒引当金は未来の予想ですが、貸倒損失は実際に貸し倒れた金額です。