未収収益
概要
未収収益とは
未収収益(みしゅうしゅうえき、英:)とは、通常の営業取引ではなく、一定の契約に従って、継続してサービスなどを提供した場合の未収の代金です。
主に利息のように、継続期間中に日々増えていく収益などを処理するために使われます。
計上時期
決算時の調整のための特殊な科目で、決算時と翌期(再振替仕訳)に一回ずつ計上されます。
再振替仕訳とは期首において前期末の決算整理仕訳の逆仕訳を行うことです。
相手勘定
仕訳例
(1)1月1日に普通預金口座から100万円の貸し付けを行った
借方 | 貸方 | ||
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貸付金 | 100万円 | 普通預金 | 100万円 |
(2)決算(3月31日)にともない上記の利息の未収分の3万円を未収収益に振替えた
借方 | 貸方 | ||
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未収収益 | 3万円 | 受取利息 | 3万円 |
(3)期首に上記で振替えた利息を振り戻した(逆仕訳)
借方 | 貸方 | ||
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受取利息 | 3万円 | 未収収益 | 3万円 |
類似勘定
未収入金
どちらも未回収の金銭ですが、未収金は、本来の営業取引以外の非継続的な取引から発生した未収の代金です。
売掛金
どちらもまだお金を受取していませんが、売掛金は商品の販売など、本業の営業取引から生じているものです。