災害損失

災害損失とは

災害損失(さいがいそんしつ、英: Loss on disaster)とは、地震・火災・風水害・盗難などの災害による建物などの有形固定資産棚卸資産の損失です。

また災害によって失った資産のほかに後片付けなどの事後処理に要した費用を含みます。

計上時期

損失の額が確定したときに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

  • 建物
    建物が災害による被害を受けたとき
  • 機械装置
    機械などが災害による被害を受けたとき
  • 現金
    後片付けなどを現金で支払ったとき

ほかにも多数あります。

 

(1)火災により建物300万円が焼失した

借方貸方
災害損失300万円建物300万円

(2)(1)の後片付けに要した費用100万円は普通預金口座から支払った

借方貸方
災害損失100万円現金100万円

(3)地震により機械100万円が故障した

借方貸方
災害損失100万円機械装置100万円

雑損失

どちらも損失ですが、雑損失は営業外収益に科目が設けられていないもので、金額的に重要でない損失です。