借地権

借地権(しゃくちけん、英: Leasehold right)とは、事業のために他人所有の土地を自社所有の建物等の敷地として使用する場合に支払う土地の賃借権（権利金、支出仲介手数料）のことです。

減価償却の対象にはなりませんが、借地権を更新の際に借地権償却費が加算されます。

借地権の設定をして使用権を支払ったときや更新したときに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

• 普通預金
  普通預金口座から支払ったとき
• 当座預金
  小切手や手形で支払ったとき
• 借地権償却費
  更新したとき(＝直前の帳簿価格 × (更新料/地価))

ほかにも多数あります。

(1)工場建設のために借地契約を結び、権利金300万円を普通預金口座から支払った

(2)土地を自社の社員用駐車場として使うために借地権100万円を小切手で支払った

(3)上記の借地権を更新するために、更新料80万円を支払った(借地償却費=100万円 × (80万円/200万円))

どちらも事業のための敷地ですが土地の所有権は自社にあります。

どちらも事業のために使用する建物を含みますが、建設仮勘定は所有権が自社にある建設中の建物のことです。