原材料
概要
原材料とは
原材料(げんざいりょう、英:Raw materials)とは、製品の製造目的で消費される物品でまだ消費されていないものです。
原材料には2種類あり、どの製品に使用するかが明確に定められている直接材料費と、
どの製品に使用するかが明確ではない関節材料費に区別されます。
計上時期
原材料を購入したときや在庫を資産計上したときや振替えたときに、計上されます。
相手勘定
主に以下のような相手勘定があります。
- 期末原材料棚卸高
原材料の在庫を資産計上したとき - 商品評価損
計上した原材料を評価減して金額を下げたとき - 普通預金
普通預金で購入したとき
ほかにも多数あります。
仕訳例
(1)原材料100万円を普通預金口座から支払った
| 借方 | 貸方 | ||
|---|---|---|---|
| 原材料 | 100万円 | 普通預金 | 100万円 |
(2)決算にあたり原材料20万円を資産計上した
| 借方 | 貸方 | ||
|---|---|---|---|
| 原材料 | 20万円 | 期末原材料棚卸高 | 20万円 |
(3)上記の期末原材料棚卸高を翌期に振替えた
| 借方 | 貸方 | ||
|---|---|---|---|
| 期末原材料棚卸高 | 20万円 | 原材料 | 20万円 |
(4)期末に資産計上した原材料20万円を評価減して2万円下げた
| 借方 | 貸方 | ||
|---|---|---|---|
| 商品評価損 | 2万円 | 原材料 | 2万円 |
類似勘定
仕掛品
どちらもまだ販売できる状態ではありませんが、原材料は製造前に対し、仕掛品は製造の途中の製品です。
貯蔵品
どちらも資産に計上できるものですが、原材料および商品は貯蔵品に含まれません。