納税準備預金

納税準備預金とは

納税準備預金(のうぜいじゅんびよきん、英:Tax payment reserve)とは、納税に充てる資金を預け入れる預金を処理するための勘定科目です。

常時預け入れが可能ですが払戻は納税時に限られます。一般的に利率が普通預金よりも高く、さらに利息は非課税となっています。

勘定分類

「納税準備預金」は貸借勘定科目であり、「流動資産」に分類されます。

消費税区分

「納税準備預金」は消費税の対象外です。

計上時期

納税があったときに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

  • 普通預金
    普通預金口座から納税準備預金口座に入金したとき
  • 法人税
    法人税を納めたとき
  • 租税公課
    国税と地方税などの税金を納めたとき

ほかの諸税金など多数あります。

 

(1)普通預金口座から100万円を納税準備預金口座に入金した

借方貸方
納税準備預金100万円普通預金100万円

(2)法人税20万円を納税した

借方貸方
法人税等20万円納税準備預金20万円

(3)国税7千円を支払った

借方貸方
租税公課7千円納税準備預金7千円

当座預金

小切手や手形の支払といった特定の目的で預けて入れておく無利息の預金を処理する勘定科目のことです。払戻請求は原則、小切手または手形で行います。